ある夏の日

自分は高校時代の友達と遊ぶため駅前で待ち合わせをしていた。その友達とは中学2年生頃からの友人で、お互い帰り道が偶然一緒だったので共に帰り始めたのがきっかけで仲良くなった。友達が駅の改札から降りてきて開口一番言った。
「すまん!待ったか?」
「待ったわ。このアホ」と自分は言う。
これな会話が、昔からの待ち合わせでの常套句だった。
「んじゃ映画までカラオケでも行こうぜ」
こいつと遊びに行く時はいつもこいつが行きたいところがあるーと言いだし二人で行くのが常であった。
「全く、分かったよ」
カラオケでは相変わらず下手くそな歌声で歌いまくり、お互いに競いあう。まさしくどんぐりの背比べ。
「今日は俺の勝ちだな!86点ー」
メンズファッションプラスの評価をしてみた
調子乗ってる友達がくそウザい。
「うるせー、今日は調子悪いんだよ」
その後映画を見終わったのは夜中0時だった。結局そのまま映画の感想を言い合い別れた。しかし、自分は電車のダイヤを平日ダイヤと見間違えたせいで終電に間に合わなかったので、駅から家まで歩いて二時間かかる道を歩く。暇なのでつい友達のことを考える。自分が素のまま接することができるのは、この友達のみだったなと。夏休みももう終わり。大学が違うので会うことは冬休みまでないだろう。ほんの少しだけ寂しく思いながら自分は二時間歩き続けた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です